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知床半島先端部 トレッキング ’18.7/27(金)~8/5(日)

「知床半島先端部とは」
 2005年におよそ羅臼岳以北が世界自然遺産に指定され、一般には個人責任で解放されているとのこと。 ではあるもののウェブによる情報はいささか怪しげな部分もある(そこら辺が人跡未踏の地に近い醍醐味を感ずる)ので、情報は公的機関を中心に収集し、不安な部分は体力に加え、十分な予備日でカバーするような力強さが必要だ。 ってなことだが、因みに我々は超々ベテラン(70±1歳)故、帰りは遊漁船を利用した。

 呼称はトレッキングではなく「アルパイントレッキング」と呼んだ方が大方の登山者には知床に畏敬の念を抱かせ、より慎重さが増すと考える。 何故ならトレッ...だと特別何の準備もないまま出かけるイメージが優先するからだ。
 我々も最初のうちは世界自然遺産でもあるし結構面白そうやないか、と軽く受け止めてウェブの検索を重ねるうち、なかなか手強いコースであることが判明した。 
 技術的な面は多少の貯金があるので、まずは最近特に感じているガタ落ちの持久力アップから、と本年4月から10kg~20kgの荷を平均標高差750mで20回近い歩荷トレを重ねた。
 元々トレッキングやら知床の自然環境、地形、など不案内も甚だしい半端な”山屋”にはこのぐらいなトレは余裕を持つ意味で必須であらう、といわけだ。 そのうえ世界で最も高密度に生息するあの強敵(自身では友達感覚でいたいが)”クマさん”対策まで必要であるから。

「この地域のリスク」
 1.初歩的なアルパインの技術と用具が必要
 2.携帯が通じないので救助要請が困難
 3.長い大小の石ころの浜と岩礁が続き、膝にくる。
 4.エスケープは引き返し、しかない。
 5.干、満潮を知らないと非効率、へつりも出来ない場合あり。
 6.念仏岩北側懸垂支点ロープは古いので2mの「捨て縄」が必要。他の固定ロープ   は50%以下でのテンションを心がけること。
 7.”クマさんが”高密度でいる。

「知床先端部の際立つ魅力」
 浜に点在していた番屋も今年だけで数件減り、目立って多くなった?のはクマの出没のみ、そんなとんでもない自然環境がここにはちゃんと残されている。
 加えて以下の冒険的な遊び場を、人跡皆無とはいかないが、ほんの少し、薄く残しているのみで知床先端部東岸は提供してくれている。
 簡単な岩登りを含めた岸壁のへつり、沢装束での徒渉、懸垂下降、大ルンゼ状の下降、等アルパイン要素満載でめちゃくちゃ面白い。 海岸ラインの大小の石ころ浜はいささか長すぎで膝に負担がかかるが、これは気温の極端な上昇と荷の重さからなるもので季節と天候に加え、トレを欠かさないことで解決できる要素だ。
 これ以上の人跡を残さないようロープ等の残置は極力整理して最小限とし、自分の資料で、眼でルートを見極める、そういう原点に戻れるのがこの知床にある。 新たな道作りなどはとんでもない話だ。

「熊対策」
 相泊から先端部までの20km強で目視出来た頭数は4頭、らしき笹ズレの音1頭の計5頭であった。
特に最終日の岬手前3kmでの2頭のうち1頭は距離50m、もう1頭は15m~20mで、すれ違い直前に目が合った瞬間は背筋が氷るおもいがした。 30分あまり遠目で笛等の挨拶の後の通過だったので、相手も一瞥の後は知らん顔、そ~と通させて貰った。 大切なのは熊への無用な刺激、過剰な恐怖感は禁物だ。 肝心の至近距離での落ち着きは「熊スプレー」持参のお陰だった。

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コメント

年甲斐もないアドベンチャー!(笑)
成功おめでとう!
立派なもんです。

投稿: ひぐらし老人 | 2018年8月16日 (木) 18時38分

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